犯罪者はいつもヒロシマを目指す



「岡山を目指したが途中で広島方面に変更」脱走の受刑者供述

愛媛県の刑務所から脱走した受刑者の男が逮捕された事件で、調べに対し、男は、本州に逃走した際の行動について
「バイクを盗み、大きなまちに行こうと、当初岡山方面を目指したが、途中で広島方面に行き先を変えた」と供述していることが
捜査関係者への取材でわかりました。警察は、引き続き逃走の詳しい経緯を調べています。

先月8日に愛媛県今治市の松山刑務所の作業場から脱走した平尾龍磨容疑者(27)は3週間余り逃走を続けた末、30日、
広島市内で逮捕されました。

これまでの警察の調べで、広島県尾道市の向島で空き家や無人の別荘に潜伏したあと、先月24日ごろ瀬戸内海を泳いで本州に
渡ったと見られています。

その後の調べで、平尾容疑者が「海を渡る際、ポリ袋に着替えを入れて下着のようなものを着て必死に泳いだが、流れが速く寒かった。

その後、本州では空き家にあったバイクを盗み、大きなまちに行こうと当初、岡山方面を目指したが、途中で『広島』という道路標識を見て
行き先を変えた」と供述していることが捜査関係者への取材でわかりました。

これまでの捜査で広島県竹原市にあるJR安芸長浜駅の周辺から、盗んだと見られるバイクが見つかり、バイクを乗り捨てたあと、
電車に乗って広島市内に向かったと見られています。警察は、引き続き逃走の詳しい経緯を調べています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180502/k10011425491000.html