夜なら分かるが、昼間に山に囲まれた場所で、上空が70km先で音もなく光った閃光に照らされたことに気付くとは思えないけど。

人が光を認識するのは、光によって照らされた「何か」に気付いたとき。
それが自分の目(レンズ)だと眩しく感じるが、例えば宇宙空間で何もない空間に向けて懐中電灯を照らしても周囲は明るくならない。
スモークがなければレーザー光線に気付かないように、目の前を横向きに通り過ぎる光は人間は認識することは出来ない。
光源を直接見るか、あるいは光が照らす「何か」を見ることによって、初めて「光ってる」と認識する。

で、この場合に原爆の閃光が照らしたのは「大気」ということになるが、
ただでさえすでに明るい場所で、まして夏の乾燥した澄んだ大気の中で、70km先の大気を(人間が気付くレベルで)照らすことが出来るのか。
厳しいと思うんだけどね。まあ見えたのなら見えたんでしょ。