【1/6ドール】ポートレイト総合練習
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写真とは関係無いのですが、好きな肖像画家に
アンソニー・ヴァン・ダイク(Anthony Van Dyck 1599-1641)
彼はイギリスの宮廷画家でもあったので、肖像画の作品は沢山残している
のですが、特筆すべきは『肖像集(イコノグラフィー)』という
エッチング、エングレーヴィングによる肖像画の版画集を出版してる事です。
今でいうと、貴族、政治家、有名人、の写真集みたいなものですね。
で、この中にマーガレット・レモンという高級娼婦の肖像画も
含まれているのですが、興味深いのは、油絵で描いたマーガレット・レモンも
この版画の方も素晴しく、優しさに満ちあふれているのです。
このマーガレット・レモンはヴァン・ダイクの愛人とも呼ばれる人だったので
絵にそそぎ混まれた愛情もうなずける気がします。
で、何が言いたいかというと
portrait(肖像画)に一番必要なのって撮る側の気持ちであって
何を使ったか(機材や方法)は関係無い気がするんです。
写真では「ピントや露出は合ってて当たり前」とも言われるけど
果たしてそうなの?と言いたいです。
好きな人を前に動揺してしまって、ピントや露出が多少ずれても、
もし、写真にその動揺した気持ちが表せているなら
その写真は良い写真と呼べるのではないのか...
私がデジカメが嫌いで、わざわざライカなんて使い辛いの
持出してる理由は「簡単に撮って終りたく無い」という気持ちの
表れです。
(ピントや露出が合ってるに越した事は無いのは理解してます)
以上戯言でした。
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