>>491
小林秀雄に対して正宗白鳥は文学的に、花田清輝は小林の音楽的知識の浅はかさと骨董趣味のスノビズムに対してかなり痛いところをついて批判した
小林本人は意に介してなかった反応だったけど、世間は小林に対して「そういえば、そういう人だな」と人心が離れていった
その花田は日本共産党の文化活動家的な批評家だったんだけど(のちに転向)、その批評の矛盾を完膚なきまでに論壇で指摘したのが吉本隆明
吉本隆明は「宗教家の振りをした宗教家」みたいなノリで宗教論争的に花田清輝を叩きのしめた
収束のしかたが恥ずかしすぎて、あれで花田の存在は世間から見向きもされなくなった
今思い出すと、吉本はずるい手口だったなあと思うw