父がクチャラーです。父は貧乏な家に育ちました。逆玉に乗って母と結婚しました。
でも父は威張ってました。逆玉だからこそ虚勢を張っていたのかも知れません。
母からは、私が小さい頃、しつこいほど「もぐもぐする時は口を閉じるのよ」と躾けられました。
父のクチャクチャがよっぽど嫌だったのでしょう。
私が父に「お父さん、食べる時は口を閉じて。クチャクチャ音をさせないで」と何度お願いしても、聞く耳を持ってくれませんでした。逆切れする始末です。

私が大学生のある日の昼、父と二人で老舗のトンカツ屋に入りました。 案の上、父はすごい勢いでクチャクチャピチャピチャとトンカツ定食を喰らってます。
私達の隣のテーブルには、私達と同じ年頃の娘さんとお父様、そしてお母様の３人家族が食事をしていました。
その３人がとても不愉快そうに父をチラチラ見て睨んでいるのです。
当然です。父が出す音はとっても下品で汚らしかったですから。せっかくのトンカツが不味くなるでしょう。
その家族の不愉快さが痛いほど良く伝わってきました。 私は顔から火が出るほど恥ずかしかったです。
私は小声で言いました。
「お父さん、ほら、音させちゃだめだよ・・・ホラ・・」
隣の家族のことをさりげなく目配せしました。もちろん隣の家族はまだ睨んでいます。
でも父は止めません。私の言葉に意地になってる様でもありました。 私はもう死にたいほど恥ずかしかったです。

トンカツ屋を出た後、父が呟きました。
「食べる時、音出したぐらいで、大した事無いよなあ」
・・・父をぶっ殺したくなりました。
いっそ、隣の家族が父を怒鳴って顔面に水でもぶっかけてくれれば、父も理解出来たかもしれません。
父にこのスレを読ませたいですが、読もうとはしないでしょう。
クチャラーは本当に鈍感で自己中です。

ちなみに父は、食事中、ゲップをしながら且つご飯を掻きこみます。
食後、楊枝でシーシーハーハーチッチもします。それも歩きながら。
チッチした楊枝で皆で食べる皿に盛った漬物を突き刺して食べることもします。
もちろん、注意したら逆切れです。

誰か、父を殺してくださって結構です。つか殺してください。