『おちゃっこ』とは

おおげさなものではない。近所の主婦やら、ばあさま達やらが、誰かの家に集まり、こたつに入ってお茶を飲むのだ。お茶はでっかな急須にいれた、ごく普通のものだ。
安物のお茶を、茶殻が山盛りになるまで、どんどん飲む。そして、茶菓がお盆に山盛りされる。
袋菓子と言うやつで、煎餅だの豆菓子だの、正体不明のゼリー菓子などが、セロハンに包まれた例のやつだ。

それから、山盛りの漬け物。大きめに切ったたくあんとか、蕪づけとかを手でつまんで食す。
それに、みかんやら、その場で剥いた林檎などまであれば贅沢な部類だ。
そして、会場となる家の主婦も、お湯を沸かすとか、漬け物を切るとかするだけで、あまり席は離れない。
原則として食べ物にこる事はない。「もてなす」のとはちょっと違う。

大抵は、誰かが袋菓子を下げてきたり、まあ日本版「パトラックランチ」の簡易形とでも言うのか。
食事時は避けて行われるから、まあ三時頃から夕食の準備を始めるまでが開催時間帯なのだろう。

http://www.ne.jp/asahi/micro/cosmos/bn/mook/hetiga/he4.html

なんでこれを店名にしたのかね