草皆被告は、08年5月に掲示板で被告になりすます偽物や「荒らし」に悩まされた経緯を説明。
「掲示板上の存在が薄くなり偽物に人間関係を奪われた。事件を起こさないと掲示板を(偽物から)取り返せないと思った」と述べた。
掲示板の管理人に対策を求めたが反応がなく、抗議の意思を表すため「みんな死んでしまえ」などと無差別殺傷を連想させる書き込みを始めた。
現場を選んだ理由は「どこに住んでいるか分からない『荒らし』に事件を知らせるためには大事件でないといけない。
大事件といえば東京。東京で知っている場所は秋葉原だった」と述べた。
一方、5月末に派遣契約の終了を告げられた点は「事件の動機ではない」と説明。
一転して残留が決まった後、6月5日に工場で作業用のつなぎが見つからず「辞めろってことか」と激高したトラブルを
「派遣終了の話や掲示板のことで精神的ゆとりがなかった」と振り返ったが、
事件との関係は否定した。