ip10以下のブログ管理人の集い
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0306Trackback(774)
2007/07/26(木) 20:59:29ID:3n9RLqpD半ば逃げ出すように列車に飛び乗った夏は、もう三年前のことになる。
瀬戸内のその小さな駅に降りたのは、特に理由などなかった。
漂うように流れ着いた駅名すら見ていなかった街で、特にすることとてなく、
小さな島々をちりばめたような海をただぼんやり眺めていた僕に
その少女が声をかけてきたのは、よほど珍妙な表情を浮かべていたのだろうか。
(中略)
小さくなっていく少女が振る手に、アクエリアスの缶が光っていた。
真ん中あたり、誰か考えてくれw
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています