私も書きかけの小説だけ晒してみます。
ブログは小説中心じゃないので小説の部分だけ。

私のお弁当に紅葉が落ちてきた。私は紅葉をつまんで、そっと太陽に空かしてみる。
綺麗だ。ただそれだけ。それが余計に寂しく思える。
学校の昼休み、皆がそれぞれグループになって食べている中で、一人中庭の隅の木の下でこんな事をやっている私は周りから見ればただの変人だろう。
近くのベンチから笑い声が聞こえる。私を見て笑っているのだろうか??
いや、違う。誰も私の事なんて見ていない。見ても楽しいもんじゃないし。自意識過剰もいいところだ。と、心の中で自分で自分に突っ込んでみる。
私はもうお弁当を食べ終わえているのに、あの子達はまだ食べている。ただ黙々と食べていた私とはちがうからね。
クラスに戻ると、すでに自分の席には誰かが座っていた。後ろの席の大原さんと喋りながら、違う子がお弁当を食べている。
勝手に私の席で。別にいいケドね。休み時間、友達の周りの席が空いていたら座る、という行為は普通な事だ。
私の席だけに決まったものじゃない。
盛り上がっている話に割って入ってまで
「席、座りたいんだけど。」
なんて言うつもりは無い。私は廊下に出て、窓から中途半端に顔を出し中庭の様子を見ることにした。
他のクラスや学年の子と食べたっていいんだから、流石に一人で食べている子は見当たらない。
全校生徒約700人中、一人で食べているのなんて私くらいなんじゃないか??
そう考えると、自分はかなり貴重な存在なのかもしれないそんな貴重さは求めていないのだけれど。
友達なんて数が多ければいいってもんじゃない。たった一人でも、表上だけの友達100人なんかより余程価値がある。
私はそう考えていた。だから、あえて友達なんて作ったりはしなかった。
由香里がいればそれでいいと思っていた――――。

短い。
続きもちゃんとかけるかなぁorz