日本はブランドつくりが下手。

たとえば、ダイソンの羽なし扇風機。
この原理は東芝がとっくの昔に考えていたという。

でも、まったく同じものを東芝が出していたら、
キワモノ扱いで相手にされなかったろう。

いったんブランドになれば、実は使いにくかろうと、
買ってくれる客を見込める。
不毛な価格競争に巻き込まれることもない。

ブランドになるのに、時間は必要じゃない。

たとえば調理家電、最近参入したティファールが、
あっという間にブランド化してしまった。
それまでフライパンの会社イメージだったのに。

この分野で、日本で何十年もトップに君臨していたのは、
象印とタイガーだが、ポットをぱっと見ても、
どちらの製品か区別もつかない。

2社で同じようなものを作り続けてきた。
これでは、ブランドになったとは言えない。

日本は一流メーカーでも他社の売れてる商品を見ると平気でパクる。

アイスでは、森永のPARMが売れると、明治がそっくりなのを発売。
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そんなだから、いつまでたってもハーゲンダッツに勝てない。
ハーゲンダッツも、抹茶だのアズキだの、パクりはやるが、
あくまでハーゲンダッツのイメージは守るから
「あのハーゲンダッツが抹茶アイスを発売」
と、かえってブランドイメージが高まる。

明治のチョコバーは、「PARMを買ってる客が間違って買わないかな」というセコい狙いが見え見え。
こんなことをやってしまうと、たとえ他に独自のヒット商品を持っていても、ブランド化することはない。