>>592

http://beatles.hideki-osaka.com/data/study4.html

上記サイトにlet it beとキリスト教との関係を色々書いてる人がいて、
ポールの宗教まで規定し、カトリックであるから「生前に善行を積んでい
こう、ベストを尽くそう」という意味が籠められている、とまでこの人は
断定してしまっている。

 ここまで来ると、これは作品の広がりにまで影響するし、そういう
宗教があることは知識として知ってもいいが、あの作品をそれで規定は
そこは留保すべきと思う。

 let it beにある感動とは、「ベストをつくす」としても叶わない、
修復できない別れや運命に対する受け入れの仕方だと思う。

 もしかしたら僕たちは悲劇に終わるかもしれない。でもこの出会いを後悔
することはない。出会って良かった。うれしかった。でもこれ以上傷つけ
あうことはない。互いのことを考えよう。互いを大事にしよう。お別れさ。

 という別れの歌だと思ってます。俗にいう発展的解消。その根底に
互いへの最大の優しさがある。だから胸に迫る。バンド解散とも恋愛とも
ダブていく。
 そういう歌だと思ってます。