◇◆◇◆世の中捨てたモンじゃない Part2◆◇◆◇
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0767名無しの心子知らず
2010/02/20(土) 19:09:49ID:o/MTI3aP職場が忙しい時に初めての妊娠。
つわりで朝辛く、半日なんとか出勤していたけど、周りは残業残業…「また半日?」「いつになればあてに出来る?」とイライラ言われることも多かった。
厳しくて笑わない苦手な総務部長に毎回半休届けを出すのも気が重かった。
欲しくて授かった子だけど、妊娠したことは周りはには迷惑にしかならないんだ。と毎日考えていた。
その日は急ぎの仕事をどうしても人に頼みづらく、無理して朝から出勤したけど、フラフラ。何とか仕事を終わらせ、視線は痛かったけど早退することにした。
総務に届けを出しに行くと、いつも無言で受け取る部長「もう何回目かね?」
ヒッ!喋った!とおののきつつ「やや休んでばかりですいませんすいませんご迷惑かけないようにもっと気をつけます頑張ります」みたいなことを言ったと思う。
部長「違う」
私「え?すいません…」
部長「私がしばらく休めと命令することはできんのだよ。君が申請しないと…」
私「?はぁ…でも仕事…」
部長「そんなもん他に何人もおるだろう。君は今普通の体じゃない。仕事と子供の命とどっちが大事か?」
私「………子供です……」
部長「そう。あたりまえ。」
と言って、ほんの少しだけ笑ってうなずいた。笑ってるのを初めて見た。
次の日、勇気を出して本当にしばらく休養を申し出た。自分の部署の上司は意外にも「そんなにしんどかったんか…」と労ってくれた。
総務に報告に行くと、部長は「それでいい。昨日君んとこの部長にあの子今にも倒れそうだったぞ!と脅しといたぞ」
と、また少し笑ってくれた。
帰り道、涙が止まらなかった。
今まで怖いと思って避けててごめんなさい。あなたは社員のをきめ細かく気にして見て下さっている尊敬すべき上司です。
ありがとうございました。
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