息子がイヤイヤ期真っ盛りの2歳だった頃。
ある日、母子二人きりでの夕飯直前にお外いく〜!と例によって愚図り→ギャン泣きし始め、
もはや家の中に居てはどうしようもなさそうだったので急遽、近所の公園まで二人で散歩。
公園ついてもしばらく愚図っていたが、そのうちどうにか落ち着いたので帰ろうとしたところで、
公園前にある家のおじさんが玄関先に立っていた(ちょうど植木に水やりしていた模様)のと
ばっちり目があってしまった。
それまでが夕暮れのご近所界隈に響き渡る様な息子の泣きっぷりだっただけに
「済みません、お騒がせして…」とまず謝ろうとしたその時、普段からそう愛想もいい方じゃない
そのおじさんが抱っこされて泣きっ面直後の我が息子の顔をみつつ、笑顔で一言。
「お〜、泣くだけ泣いてスッキリしたか?男の子はそれくらい勇ましく泣かなくちゃな!」

なんだろう。直接自分に対しての気遣い言われたでもないのに、それまで
ご近所迷惑?とか虐待疑われる?とか妙にナーバスに陥ってたこっちの気持ちが、その一言で
少し晴れた気がした。
いつも顔あわせたら挨拶する程度のご近所付き合いしかなかったけど、おじさん、あの時は有り難う。