私の小学生の姪から聞いた話。
学校で姪の友達のAちゃんが男子のBにいじめられていたらしい。
Aちゃんはちょっと家庭に事情があってそれをネタに馬鹿にされていたとか。
で、ある日それを見ていたC君が怒ってBを殴り飛ばして怪我をさせてしまった。
Bの親がちょっとモンペア的な人達で、結構大事になりBとその両親、C君と父親
そしてその場にいた姪とAちゃんが校長室で事情聴取を受けることになった。
姪はAちゃんがいじめられていたことを一生懸命訴えたらしいが、Bの両親の
キレ具合に押されて結局C君が一方的に悪いという雰囲気に。どうも先生は
Aちゃんがイジメられていたの事実を認めたくないため、歯切れが悪かったみたい。
一通りの事情を聞き終わったC君の父親は息子に「本当にお前が殴ったんだな」と
確認後、フルスイングでC君を平手打ち!C君は口から血を出してぶっ倒れる。
で、B親子に「申し訳ありませんでした」と謝罪。その父親のあまりの迫力に
B親子はしどろもどろになり「まあ今回は…ムニャムニャ…」って感じで終了。
校長室を出た後、どうしても納得できない姪はC君の父親を捕まえて
「C君は悪くないのに叩くなんてひどいです!」と詰め寄ったらしい。
すると父親はC君に向かって「お前、俺に叩かれると分かっていたらどうした?」
それに対してC君は「あれは絶対許せない。やっぱりBを殴ったと思う。それが
理由で自分が殴られるのは仕方ない。」と即答したとか。それを聞いた父親は
「それでこそ俺の子だ。」と心底嬉しそうに言うと姪に軽く会釈をして去ったとか。
その後、BはAちゃんをいじめるのをやめたらしい。感動とかとはちょっと違うけど
世の中捨てたもんじゃないと思った一件。