3歳児が竹馬を作れと言う。竹材買うのは簡単だが、ちょうど
竹取物語を寝しなに聞かせている時でもあるので取ってこようと思った。
ところが当地は竹が少ない。所有者がわかるような竹林がない。
荒れ地にはあるが、道路法面なんかだと所有者が何生えているか把握して
おらぬ。
というわけで居住地および近隣の市町村役場をはじめとして、
営林署やらその他に電話。
そっけない返事が多い中、近隣某市町村の人が、ウチの○×課(林産とは
無関係)のだれそれならと繋いでくれ、ご本人から、私有地から竹を
切ってよいとの許諾を頂いた。
繋いでくれた人にせよ、許可してくれた人にせよ、お役所仕事ではないし、
しかも隣接しているとはいえ他市町村住民に親切にしてくださった。
少し以前なら、そして子連れでないなら、無許可で取りに行っていたろう。
手入れされた竹林にはむろん手をつけんが、林地でいわば雑草として生えて
いる竹をもらうぐらいはうるさく言われなかったものな。
しかしこのたび、一手間かけて見たことで、人の情けに触れられたことで
あった。・・・三歳児は事情は判ってないけど。
週末、ありがたく竹取りに参ろう。