JRと地下鉄とバス乗り継いで1時間の病院へ行った時。
一緒に連れて行った4歳娘。やっぱり疲れてしまって帰りの地下鉄に乗った途端
立ったまま寝てしまった。仕方が無いので大荷物を持ったまま15kg以上の娘も抱っこ。

JRに乗り換えて娘をおんぶ。荷物を持って切符は口にくわえてホームへ。
時間は16時。そろそろ混んで来てやっぱり空いている席は無し。
完全に寝てしまった娘の頭が電車と一緒にグラグラ揺れて何度抱きなおしてもずるずる落ちてくる。
仕方がないので大荷物を床に置いて、ひたすら自分に「頑張れ!我慢!」と言い聞かす。
いい加減、手も腕もしびれて辛くなって来た時、少し遠くの席から「ココスワッテ!」と
フィリピン系?の若い女の人が声をかけてきた。でもその女の人も両手に大荷物。

「○駅までなので大丈夫です。お姉さんも荷物いっぱいだし・・・でも本当にありがとう」と
お礼を言ったけど「スワッテ!ダイジョウブ!」って片言の日本語と笑顔で私達を
座らせてくれた。娘を膝に乗せなおして座ったら本当に楽になった。
ついでに娘も半分起きたので「今ね、お姉さんが席を譲ってくれたから座れたんだよ
優しいお姉さんだね。あんな素敵な人になれたらいいね」と小さい声で話してた。

目的の駅に着く直前に「本当にありがとうございました」といっぱいお礼を言って
また半分寝ぼけてる娘と荷物をよっこいしょと抱えて電車を降り、ホームのエレベーターの
ボタンを押して待っていたら抱っこされた娘がずっとバイバイしている。
「誰かいたの?」と聞いたらさっきの女の人がずっと娘に手を振っていてくれたらしい。
私もホームで電車が見えなくなるまでさようならってやればよかった。
気付いた時は電車はもう遠くに行ってしまっていてあまりに必死だった自分に鬱・・・。
その後、またバスに乗り換える為に歩いてたら、なんだか目から汁が出た。