緩衝材中において炭素鋼は不動態化しにくいことから,不動態皮膜の
局所的破壊に起因する局部腐食(孔食,すきま腐食,応力腐食割れ)の
生起する可能性は低いと考えられる。しかし,ここではオーバーパックの
置かれる環境の不確実性を考慮し,仮に炭素鋼が不動態化したとして
局部腐食の生起・進展挙動を検討する。