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 ■ 科学技術庁は、信用できるのか?

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0001くまいぬNGNG
第2次小渕内閣の科学技術庁長官は、中曽根弘文です。
理想的な、人選ですね。いや、素晴らしい。
0002あんまりなのでNGNG
苦笑。
0003今回は内緒NGNG
全く信用できないに一票。

中曽根氏も、いやな時期引きうけてしまったな
とでも思っている事でしょう。
1の方は科学技術庁を批判したいのか、長官個人をを批判したいのかどっちだろ?
0004くまいぬNGNG
科学技術庁も、長官個人も信用できませんが、それらを、
批判の対象としようというのではありません。

科学技術庁の発表を、批判的な視点から見ることによって、
今回の事故が持つ意義が、正しく認識されることを期待して、
このスレッドを提示しました。

というのは、最近の科学技術庁の報告からは、
事故の規模を過小に評価し、
事故の原因を作業員個人の逸脱行為に限定しよう、
という方向性が感じられるからです。

例えば、科学技術庁が、10月15日に、原子力安全委員会の
事故調査委員会に提出した報告では、
「沈殿槽にバケツで大量のウランを投入する危険な作業は、
被ばくした作業員が事故前日に発案した。こうした作業手順は、
今回が初めてで、直属上司の承認を得ていなかった。」
となっています。しかし、10月19日の新聞報道によると、
茨城県警捜査本部の聴取に対し、被ばくして入院中の副長は、
溶解工程を始める29日かその直前に、その作業について
「上司の了解を得ていた」と証言したそうです。

また、10月20日には、核分裂の規模や放出された中性子線の総量など
を計算するため、沈殿槽内のウラン溶液を、50ml 抜き取る作業が、
科学技術庁の指導で行われました。
当初の作業予定では、沈殿槽内のウラン溶液をかくはんし、
濃度を均一化してから採取することにしていましたが、
かくはん装置が作動せず、沈殿槽の上部から30センチほどの溶液を
取ったということです。うわずみを採取したわけですから、暫定的な
データとして扱うのが常識ですが、科学技術庁は、
採取したウラン溶液は透明である程度均一化していると考えられる、
今のところ、再度採取する考えはない、としているそうです。

科学技術庁には、もんじゅの事故の最終報告でも、
事故調査の途中で交代した、長官の意向に従ったのか、
一連のビデオ隠しや動燃の虚偽報告について、
一切触れなかったという「前科」があります。

なお、中曽根弘文氏は、もちろん、原発の父、中曽根康弘氏の
御曹司です。父上に逆らったりはしない、誠に親孝行な方です。

いくらなんでも、10月1日の組閣が、10月5日に変更されたことと、
中曽根弘文氏の科学技術庁長官就任に、関係はありませんよね??
0005今回は内緒NGNG
う〜ん。煽っちゃったようですまない。
言われてみれば否定できないことばかりだ。<科学技術庁
でも、今の状況だと体質はほとんど変わらないと思われますな。
なお、中曽根Jrの入閣は事故以前から決定していたはずです。
0006駄目男君NGNG
>濃度を均一化してから採取することにしていましたが、
>かくはん装置が作動せず、沈殿槽の上部から30センチほどの溶液を取ったということです。

えーと、沈殿が生成していたなら攪拌して分散というかよーく攪拌する必要がありますけど、
この場合は確か硝酸ウラニル溶液だったと思ったんですが?
溶液だったら濃度は一定じゃないでしょうか。
沈殿槽とはいえ沈殿を生じさせるための作業が行われていなければ、
まだ溶液なので上澄みでもOKなのでは?
この場合には"上澄み"って言葉がおかしいような。
0007確かNGNG
>駄目男君

確か沈殿槽に溶液をバケツで突っ込んだ状態で事故ってるはず。
それだったら溶液なので問題無いはずです。

でも、実際のところはどうだったのでしょう?
沈殿は生じていたのでしょうか?
0008珍念NGNG
ドレッシングをほっておいたら比重の違いによって「油と水」の二層に分離されるような
イメージですが、固形不純物は下層に、液体不純物は上層にというところでしょう。
ウラン化合物溶液が大部分を占めるとともに、水に比べて非常に重たい液体であるということ、
しかし、ほぼこの液体で占められているので、溶液全体が均一の濃度を持っている
と見ていいでしょう。従ってウラン原子も均一の分布をしていると。

固形物に変換する工程を処理するのは、たしか別会社だったと思います。
0009くまいぬNGNG
駄目男君 氏のご指摘の通り、「うわずみ」というのは、不適切な表現
ですね。失礼いたしました。ちょっと、感情的になってたようです。

「うわずみ」を、「不均一である可能性が高い液体の一部」に訂正
いたします。

確かに、沈殿槽に注入した放射性物質は、硝酸ウラニル溶液です。

しかし、サンプリングの時点で沈殿槽内に入っていた液体は、
硝酸ウラニル由来のウラン235が、臨界状態に至って生じた、
いろいろな核分裂生成物を含んでいます。

また、臨界が続いている間、沈殿槽内の液体は、沸騰していた
ようです。
(臨界が持続したメカニズムとして、次のような説明がありました。
核分裂が盛んになると、それに伴う発熱によって液体が沸騰し、
液体内部に気泡が生じる。この気泡が、核分裂を抑制する方向に
作用する。核分裂が、抑制されて液体の沸騰が停止すると、
ウラン235の密度が高くなり、再び、核分裂が盛んになる。
この繰り返しによって、臨界状態が持続した。)

ひょっとすると、中性子によって放射化した沈殿槽壁も、
沈殿槽内の液体の性状に影響を及ぼしたかもしれません。

こう考えると、「均一な溶液」とは言い切れないと思います。
0010駄目男君NGNG
えーとですね。

>核分裂の規模や放出された中性子線の総量などを計算するため

これを確認するにおいては、ウラン235の濃度変化から推測してるのでは?
すなわち、もともとのJOC側のデータが残ってると思われる、

(ウラン235の初期濃度)−(臨界後(現在)のウラン235濃度)=(核分裂によって消滅したウラン235)

って、ことから推測してるのではないでしょうか?
ウラン235の濃度自体は均一なはずですから。
この場合は二次的にウラン235以外の物質から生じた放射性元素となったものは含みませんが。

あと、JOCの初期濃度データが正しいという仮定がいりますけど(笑)。
0011駄目男君NGNG
あ〜、けど。
硝酸ウラニル溶液ってのが液体なのか水溶液かでも変わってくるなあ。
水溶液であれば当然、濃縮されるからなあ。
硝酸ウラニルってのは固体の水溶液なのかそれ自体が溶液なのかどっちなんでしょうか?
0012くまいぬNGNG
駄目男君 さん、こんばんわ。レス、ありがとうございます。

サンプリングした液量が、50 ml と少量ですし、
(貴兄もご指摘のように)沸騰による溶媒量の変化もありますので、
ウラン235の濃度変化から、核分裂の規模や放出された中性子線の総量
などを計算するのは困難でしょう。

プルトニウム、ネプツニウム、アメリシウム、キュリウムなどの
超ウラン元素を含む、不揮発性の核分裂生成物を定量すること
により、核分裂の規模を推定しようとしているのだと思います。

ちなみに、ウラン235の熱中性子による核分裂では、80種以上の
核分裂生成物が生じるそうです。それらの、質量、半減期なども、
既知ですので、核分裂生成物の分析により、核分裂の規模を推定
するのは、それほど難しくないと考えます。
0013くまいぬNGNG
原子力資料情報室の「東海ウラン臨界事故情報」にも、

「ウラン溶液」の採取方法に異議あり!
http://www.jca.ax.apc.org/cnic/news/tokai_critical/repo12.html

という記事がありました。
やはり、科学技術庁は、信用できませんね。
0014たぬきNGNG
>槽内に沈殿物が生成されていたり、あるいは沈殿物がないにしても、
>溶液の上部と下部とでは濃度が大きく違う可能性が高い。
「可能性が高い」だけじゃ今一信用できない、少なくとも沈殿する
と言うメカニズムを説明してくれなきゃ
これ本当に科学知識のあるヤツが書いたんだろうか?


0015くまいぬNGNG
そうですね。正直なところ、記事の科学的論証に関しては、
物足りなさを感じます。

原子力の問題点を専門的に取り扱っているグループのようですから、
核分裂生成物(おそらく、1mg以下)と、硝酸ウラニル(精製途中で
臨界事故が起きたので、おそらくは、未反応の硝酸も含まれてる?)
が、今回の状況下で、どのように反応するかを、
推定してほしかったです。

ただし、科学技術庁の、
「採取したウラン溶液が透明である程度均一化していると考えられる
ことから、今のところ再度採取する考えはない」という、
とんでもない非科学的コメントを受けての記事なので、まともに
科学的考察を加える気にもなれなかったのかもしれません。

沈殿槽全体で、おそらく 1mg 以下の核分裂生成物しか発生してない
状況で、50mlの溶液を採取して、「透明に見えるから、これでよい」
とは、あまりにもレベルが低い。
まあ、その場しのぎの、言い訳だったのでしょうね。
0016吾一NGNG
 まだ、事故現場の、放射性物質の除去は終わってないという。
 まだ、事故は終焉していない。
 外に、壁を立てているだけだという。

 完全に密閉するなら、周囲に堤防を作り、その中に、土砂や、コンクリートや
たくさん捨て、あたかも、巨大な、産業廃棄物の最終処分場のように
埋め立てるべきでしょう。
0017くまいぬNGNG
手元にある辞典で、少し調べてみました。

硝酸ウラニルは、酸化ウランを硝酸で溶解して得られ、水に溶ける。
ウランは、酸に溶けやすい。
プルトニウムは、塩酸に溶けるが、硝酸には溶けにくい。

ウラン238から生じたプルトニウムであっても、当然の事ですが、
化学的性質は、ウランとは別物ですね。

沈殿槽内には、核分裂生成物の沈殿が生じていても、おかしくない
と思います。

少なくとも、沈殿槽内の液の、上層部、中間部、底部の3ヶ所から、
サンプリングを行い、それらの組成を比較して、データ解析の
参考にするという態度が、必要だったはず。それもしないようでは、
科学欺術庁と、そしられても仕方が無いのでは?

なお、今回の事故で生じた核分裂生成物は、最大限に見積もっても、
10mg 以下ですし、幸い、大部分が沈殿槽の中に存在していますので、
吾一さんが、お述べになったほどの処置は、必要ないと思います。
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