北電「泊」賛成工作 「意見応募は社外から」電子メール、FAXの
発信元隠しを指示

 北電泊原発(後志管内泊村)3号機増設計画をめぐる道の意見募集
などで、北電が社員らに“賛成工作”を指示していた問題で、意見応
募のファクスや電子メールの発信元を隠すため、社外から出すよう同
社が求めていたことが、九日までに明らかになった。北電は「公正さ
を欠いた応募と誤解されないため」と説明しているが、一般道民の意
見に見せかけようとした、ともとれる措置で、同社の巧妙な工作の実
態がさらに浮き彫りになった格好だ。
 応募方法は郵便、ファクス、電子メールのいずれか。北電は文書の中で、応募方法について「ファクス、Eメールの場合は社内からの発信は行わない(発信元が先方に通知される)」と注意し、アンダーラインまで引いていた。