原発は高かった〜実績でみた原発のコスト〜
http://bylines.news.yahoo.co.jp/oshimakenichi/20161209-00065303/

◆コストの計算方法
原発のコスト計算の方法には、1)実績コストを把握する方法と2)モデルプラントで計算する方法の2つがある。

2)の方法で計算した値は、政府のコスト検証ワーキンググループが2015年に試算したものが最新だ。
ここでは、原発のコストを10.1円/kW時としている。
おそらく世耕大臣は、この計算結果を言っているのだろうと思われる。

◆原発の実績コスト

原発のコスト=発電コスト+政策コスト+事故コストで、13.1円(kW時当たり)となる。

◆他の電源は

◆計算結果のまとめ

以上をまとめると、原発(13.1円)>火力(9.9円)>水力(3.9円)。

つまり、過去の実績(1970-2010年度)でみると、原発は安い、どころか、

原発は最も経済性がない電源だったと言える。

「原発が安い」というのは何故か。
それは、原発のコストを電力会社が全て負担しているわけではないからだ。

最終的に負担しているのは国民。
つまり、電力会社にとっては安くても、国民にとっては高いのが原発、ということになる。