福島の原発事故にはいくつも問題点がある

・まず事故の根本的な原因は原発安全神話を信じてはいけない立場の人間まで信じてしまったことによる人災ということ

・危険が指摘されていた巨大津波への対策を必要ないとして東電が怠ったという経営陣による人災

・津波が到達する前に放射線量が上がってる=震度6の揺れですら放射線量が上がるような被害が原発に出た

・日本の原発では全電源の喪失はあり得ないと断言して対策を進めなかった前政権時の安倍総理という人災

・電源喪失時を想定した訓練すらしていないから、いざ持ってきた電源車の規格が合わないなんてギャグになったのはやっぱり人災

・福島原発の緊急冷却装置は電気がなければ手動で動かすことが不可能=全電源喪失するとメルトダウンがほぼ確定の安全対策軽視のせいで人災

・誰かが書いてる菅直人ガーなんて話は一部事実であるが、
 菅直人が関わる前にメルトダウンはとっくに起こって、これを防げなかったことこそが本当の問題

・菅直人がかかわったせいで起こったのはせいぜい水素爆発だが、
 あんなの福島についていない対放射性物質フィルターを通してベンドしまくれば良かっただけ
 これがないで周囲に大量の放射性物質をまくことを懸念してベンドしなかったら水素爆発で吹き飛んだというやっぱり安全対策を軽視したことによる人災

原発に限った話ではなく海外ではやって当たり前のことだけど、日本特有のおかしな考え方がある
深刻な被害が出る状況を想定しての訓練を行う=その事態を起こさないための対策を怠った
つまり原発安全神話があるので深刻な状況を想定しての訓練は必要ない
日本人の老害が持つこの考え方こそが本当に危険な事態を引き起こした原因

なので人が残ってようが格納容器に近寄れようが、
電源を失った時点でメルトダウンかその前のスリーマイル事故と同じことになるのは確定だった

だから今原発を作るなら電源を全喪失しても緊急冷却できるようにするのは当たり前だが、
日本ではこれが出来ない古い設計の原発がまだいくつもあり再稼働しようとしている
この改修費用が高額になるのでヨーロッパでは古い原発の再稼働を諦め廃炉を決めたりしている