「MOX燃料は高リスク」米科学者、高浜原発再稼働に懸念
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20150721000127

原発事故や核拡散問題が専門の米国の物理学者エドウィン・ライマンさん(51)が21日、
関西電力高浜原発のある福井県高浜町を訪れ、
町に原発再稼働とMOX燃料(プルトニウム・ウラン混合燃料)使用の懸念を伝えた。

高浜原発でMOX燃料も燃やすプルサーマルが予定されていることについて、
NRCの依頼を受けた米国立研究所による解析でMOX燃料はウラン燃料と比較すると

低い温度で核物質が放出される結果になったことを挙げて、懸念を表明。

「プルサーマルで事故のリスクが何重も増大することを日本の原子力規制委員会は考慮していない。
使用済み核燃料の危険性も増す」と規制委の審査を批判、
「核不拡散のためにも、プルトニウムはMOX燃料にするのではなく、処分を進めるべきだ」と訴えた。