【南日本新聞 社説】 川内原発免震棟計画 白紙では筋が通らない
http://www.47news.jp/47topics/e/272434.php

これもまた「安全神話」復活の類いだろうか。
九州電力が川内原発の免震重要棟の新設計画を撤回した。

免震棟の建設は原子力規制委員会の審査の前提だった。
ところが合格したら一転して白紙に戻す。到底筋の通らない話である。

規制委の田中俊一委員長は6日の記者会見で、「審査をクリアできればもういい、
というところが(九電に)あるのかもしれない」と不快感を示した。

免震棟は過酷事故対策の要となるべき重要な施設だ。
「口約束」で済ますつもりなら、規制委ならずとも安全対策の覚悟を疑いたくなる。

コスト優先、安全後回しの判断があったのか。納得できる説明が必要だ。