九電、免震棟新設を撤回 川内原発 再稼働の前提ほご
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201512/CK2015122602000235.html

九州電力は八月に再稼働した川内(せんだい)原発(鹿児島県)をめぐり、
事故が起きた際に対策所を置くとしていた免震重要棟の新設計画を撤回した。
川内原発の免震棟は原子力規制委員会の審査でも設置が前提とされていたが、
対策所の広さが三分の一以下の暫定施設を使い続けるとしている。

◆「再稼働すればどうにでも」疑念浮かぶ 

原子力規制委員会の新規制基準作成に携わった勝田忠広明治大准教授(原子力政策)の話 
安全対策の内容を再稼働後に変更するのは重大で、このタイミングの方針転換は
「再稼働してしまえばどうにでもなる」という姿勢の表れではないかとの疑念が浮かぶ。