美浜3号機、審査先行を促す規制委 関電はあくまで「5基同時」2015.10.27 21:40
http://www.sankei.com/west/news/151027/wst1510270082-n1.html
原子力規制委員会は27日、関西電力の八木誠社長ら経営陣を呼んだ臨時会合を開き、福井県の美浜、高浜、大飯の3原発計5基の再稼働に向けた審査で、どの原発を先行したいか優先順位を明確にするよう関電側に促した。

関電が原則40年の運転期間を延長して再稼働を目指す美浜原発3号機の審査が書類提出の遅れから、期限内に終わらない恐れがあるため。
規制委側は限られた人員の中で審査にメリハリをつけ、効率よく作業を進めたいとの意向があるもようだ。

美浜3号機は、運転開始から40年になる来年11月までに審査に合格し、運転延長の認可を得ないと廃炉になる見通し。
だが耐震設計の目安となる基準地震動(想定される最大の揺れ)を申請当初より引き上げたことで、関電の書類作成に時間がかかり、審査スケジュールを逼迫している。 

会合で規制委は「期限がある以上、美浜3号機に人員を投入していくことになる」とし、ほかの大飯3,4号機、高浜1,2号機の審査よりも審査を先行する意向があることを示唆。
一方、八木社長は「効率的にバランスよく審査をしてほしい」と述べ、あくまでも5基同時並行の審査を要望し、両社の意見の違いを浮き彫りにした。


バランスよく審査して全部間に合わなくなるのを期待してるのかなw