日本で甲状腺ガンが激増する理由 ――白石草×広瀬隆対談【後篇】
http://diamond.jp/articles/-/81865

●岡山大学・津田敏秀教授の衝撃的な発表

広瀬 岡山大学の津田敏秀教授が、つい先日の2015年10月8日、
 東京都内にある日本外国特派員協会で記者会見をして、こう警告しました。

  「1986年に起きたチェルノブイリ原発事故のあとに甲状腺ガンの発症が多発したケースが、
 福島に重なる事態は避けがたい」と。

つまり、ベラルーシにおける甲状腺ガンの症例数の変化のグラフを示して、
現在の福島県は真ん中の赤い矢印のあたりにあり、事故から4年以上を経過しているので、
これから青い四角で囲った領域に突入してゆくことが予想される、という重大な警告です。

中通りと呼ばれる福島県の中部地域(二本松市、本宮市、三春町、大玉村)では、
甲状腺ガンの発症率が日本の平均に比べて約50倍になっているというのです。
また、福島県内の平均でも約30倍の値になっていることなどが明らかにされています。

●2巡目「本格調査」25人の衝撃

●チェルノブイリを一切学んでない日本

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