異例の短期審理に関電「奥の手」不発… 高浜差し止め仮処分決定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150418-00000104-san-soci
産経新聞 4月18日(土)15時11分配信

関西電力高浜原発3、4号機の運転差し止めを命じた14日の福井地裁の仮処分決定。
昨年5月、大飯原発3、4号機の運転を認めない判決を言い渡した関電の“宿敵”ともいえる
樋口英明裁判長の担当を見越した申立人側の戦略通りの結果となった。
経営的にも苦しい局面に立たされた関電だが、その過程では決定を急ぐ裁判官の交代を求める
“奥の手”を駆使するなど、ぎりぎりの攻防を繰り広げていた。

 関電は、今回の仮処分決定を不服として福井地裁に異議と執行停止を申し立てた。
早期の取り消しを求めるが、審理は1年近くかかる恐れもある。

 関電の森詳介会長は「(早期再稼働を)諦めたわけではないが、可能性は低くなった」と述べ、
関電が想定する11月より時期が遅れる可能性に言及した。
5年連続赤字の回避は土俵際に追い込まれている。