フクシマの原発事故は収束していない 核問題の専門家、マキジャニ博士に聞く(前篇)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42089

経済的な被害はチェルノブイリより大きい

まず1点目。フクシマの1号機では、燃料棒が溶けて、圧力容器や格納容器を破壊しただけでなく、
コンクリートの基礎部分も突き抜けている可能性すらある。完全なメルトスルーです。
また、今は汚染水が地下水に混入し、ストロンチウム90の汚染が起きています。
ストロンチウム90はセシウムよりはるかに危険です。より長く体内に残留し、異常を起こすからです。

2点目は、フクシマの事故は3年経ってもまだ進行が終わっていません。
チェルノブイリでは、放射性物質の環境への放出は数週間で止まっています。

フクシマは事故の長さという点でチェルノブイリよりはるかにひどい。
放射性物質の放出がまだ続いているのですから。