再生可能 自然エネルギー「推進」 総合スレ34
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0230名無電力14001
2014/10/20(月) 13:34:19.01http://www.hess.jp/Search/data/33-01-019.pdf
4. 大規模水電解の実例
電力の負荷を平準化するために使われた実例はある。
1960年代半ば、昭和電工株式会社川崎工場は単一工場
としては日本で最大の電力消費工場だと言われていた。
槽の電解プラントとなった。定格で約20 k Nm3/ h (約100
MW)の能力を有し、1955年には年間110 M Nm3 の
水素を生産していた。電力源単位は5.7kWh / N m3であま
り良くなくて、最近の電解槽よりも1 kWh 以上多くの電力
を消費していた。
ていた。それはこのプラントが電力会社の負荷平準用とし
ての役割があったからである。この水電解プラントは急速
な運転開始と停止が可能だったため、電力会社からの指令
に基づいて要求された電力を吸収するように運転されて
いた。当時は多くの事業所が昼休みに入る12時に運転が
開始され、13時には停止、夕方の終業時間に再開し深夜
に最大能力になるといった運転がなされた。
水素を消費する側でなく、電力の都合で発停するため、
大量の水素を貯蔵しておくためのガスホルダー群が必要
であった。ガスホルダーは常圧の有水式で、水素が溜まる
とホルダーが上昇するので、計器がなくても外部から目視
で貯蔵量がわかるようになっていた。万事が今からみると
技術的に低水準はであったが、急激に変化する発生電力に
追従して安全に水素を発生・貯蔵し、利用する側に引き渡
すというシステムは、将来、自然エネルギーからの電力か
ら水素を生産する場合の参考になるかもしれない。この水
電解プラントは1980年代につとめを終えるまで、基本
的な電解槽は最初とほとんど変わらず50年という長寿命
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