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ロシア上空の飛行禁止に言及 「欧米が追加制裁なら」

モスクワ=駒木明義2014年9月8日23時55分

ロシアのメドベージェフ首相は8日発行のロシア紙で、
欧米が対ロ追加制裁に踏み切った場合、ロシア上空の航空機の飛行禁止を検討する考えを示した。
ただ、欧州安保協力機構(OSCE)によると、ウクライナ東部の停戦は8日現在おおむね順守されている。

アジアと欧州を結ぶ最短航路はロシア上空を通っており、飛行が禁じられれば、航空業界への影響は甚大だ。
メドベージェフ氏の警告は、EUで検討されている追加制裁の実施を牽制(けんせい)する狙いとみられる。

メドベージェフ氏は経済紙「ベドモスチ」に掲載されたインタビューで
「もしもエネルギー分野の新制裁や我々の金融部門に対する制限が加えられれば、我々は違う分野で対応せざるを得なくなる」と表明。
具体例として、ロシアが上空の飛行を禁じれば「多くの航空会社は破産に向かうだろう」と警告した。