「原発推進」に不都合な真実 6
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0909名無電力14001
2014/05/26(月) 16:40:51.50http://www.agara.co.jp/modules/colum/article.php?storyid=274077
国富とは国家の富、国の経済力を意味すると、辞書にはある。
この言葉がいま、人々の胸に響いている。
関西電力大飯原発3、4号機の運転差し止め訴訟で福井地裁の裁判長がこの言葉に新たな光を当てたからだ。
▼判決文には、原発のコストに関してこんな表現がある。
「たとえ本件原発の運転停止で多額の貿易赤字が出るとしても、国富の流出や喪失というべきではなく、
豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻せなくなることが国富の喪失だ」。
▼そのすぐ前には「多数の人の生存そのものに関わる権利と、電気代の高い低いの問題等を並べて論じるような議論に
加わったり、その議論の当否を判断すること自体、法的に許されないと考える」という言葉がある。
二つを合わせて読むと分かりやすい。
▼国の富とは貿易の黒字や赤字の問題ではなく、国民が大地に根を下ろし、安心して暮らしていること。
言い換えれば、再稼働の問題は電気代ではなく、国民が安心して暮らせるかどうかによって判断します、と言い切ったのである。
▼政府や電力会社はいま、福島の過酷な事故の決着がつかないまま原発推進に向かっている。
そのお先棒を担ぐメディアや御用学者も少なくない。一方で被害や生存に関わる権利は置き去りにされたままだ。それでいいのか。
▼判決が提起した国富の考え方を生かし、新たな政策を展開する時期が来ている。
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