使用済み核燃料は現在、全国各地の原発や日本原燃の使用済み核燃料再処理工場
(青森県六ケ所村)に貯蔵されている。
その量は合計1万7000トンを超え、貯蔵能力は限界に近づきつつある。
今後、原発再稼働が進めば、使用済み核燃料はさらに増えることになる。
貯蔵量が満杯になれば、原発の稼働を止めるほかない。
最終処分場の選定に道筋を付けることは原発活用の方針を掲げる政府にとって
避けて通れない課題だ。
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/140416/mca1404160500004-n3.htm

こうした状況を乗り切るため、東京電力と日本原子力発電が出資する「リサイクル燃料貯蔵」は
青森県むつ市に使用済み核燃料の中間貯蔵施設を完成している。
東電と日本原電の原発で使われた使用済み核燃料を最長50年間保管することができる。
ただ、中間貯蔵施設の名前が示すように、この施設はあくまで一時的に使用済み核燃料を
保管しておくだけのものだ。
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/140416/mca1404160500004-n4.htm