1 中東マーケット
先週の中東マーケットはサウジの3月積みアクセプタンス通達を控え各社様子見をしており、目立った動きは見受けられなった。
週半ばまでは軟調な極東相場を反映し商談の進展は鈍く、CP先物も連日値を下げて推移した。
週後半になると、供給が潤沢な状況は続いていたものの相場の地合いは回復基調となり、一時$857まで下落していた3月CP先物は、$877に回復して週を終えた。
2 欧米マーケット
<北西ヨーロッパ>
先週半ばまでの欧州マーケットは需要薄を背景に連日値を下げて推移し、プロパンはナフサ対比86%($780近辺)まで下落した。
週半ば以降は、石化需要が散見されたことから相場は回復し、ナフサ対比90%($810近辺)で週を終えた。
<米国>
週明け10日は、堅調な暖房用需要を背景にプロパン価格は上昇し$900を超えた。
しかしその後は、同国の気温が2月下旬以降上昇するとの気象予報や、供給増加を背景に続落し$725まで値を下げた。
週最終日になり再び需要が増加し、プロパン価格は$805へ値を上げて週を終えた。
3 アジアマーケット
週明け10日の極東相場は原油相場の上昇をうけプロパン、ブタンともに値を上げた。
しかし、その後は需給の緩みを背景に相場の地合いは弱く、週後半まで弱含んで推移した。
週最終日になるとトレーダー勢による買戻し需要が散見し始めたことから相場は回復し、プロパン、ブタンともに値を上げた。
また、先物相場では台湾勢などによる石化需要を背景に大きく値を上げて週を終えた。
4 フレートマーケット
先週のフレートマーケットも引き続き傭船需要が薄く、2月積みの船が複数余っていたことなどから、$48.250で始まったフレート相場は$45.781まで値を下げて週を終えた。
5 バンカーマーケット
$616.00で始まったバンカー相場は、$617.00で週を終えた。
2014年2月の月間平均(3日〜14日)は$616.375であった。