倉庫で発見のロケット砲、ロシア製か 北九州

北九州市戸畑区の倉庫で28日に見つかったロケット砲らしきものはロシア製とみられることが、捜査関係者への取材で分かった。
福岡県警は倉庫が暴力団の武器庫だったとみており、29日午前から倉庫を改めて爆発物取締罰則違反などの疑いで捜索し、ほかに武器がないかなどを調べている。

ロケット砲らしきものは金属製で長さ約70センチ、直径約7センチ。
県警がエックス線で調べたところ、内部に砲弾のようなものが確認された。
捜査関係者によると、形状などからロシア製とみられるという。

倉庫は木造2階建てで、別の保険金詐欺事件で逮捕された自営業岸良研吾容疑者(36)=同市八幡西区瀬板1丁目=の立ち寄り先として、県警が28日に家宅捜索。
2階でロケット砲らしきものが見つかったほかに、1階で自動式拳銃4丁と回転式拳銃1丁、銃弾五十数発が見つかった。
岸良容疑者はこれらの武器について「知らない」と話しているという。