東芝に70億円の支払い命じる評決、LCD価格操作で米連邦裁陪審
ロイター 7月4日(水)8時0分配信[3日 ロイター]

米連邦地方裁判所の陪審は、東芝<6502.T>が液晶ディスプレー(LCD)市場で他社と共謀して価格操作を行ったとして、8700万ドルの支払いを命じる評決を下した。

東芝や他のLCDメーカーの非競争的行為を訴え、顧客が集団訴訟を起こしていた。ほとんどのケースは和解に至っているが、東芝は訴訟を続けていた。

3日付の裁判所の文書によると、東芝は完成品を購入した顧客に対し7000万ドル、LCDパネルを使用したメーカーに対し1700万ドルの支払いを命じられた。

評決を受け、東芝は声明でLCD市場での不正行為を否定。
評決を正すため「利用可能なあらゆる法的手段」を追求するとしている。