京大元教授、月10万円受領=医療機器業者から10年間―東京地検
時事通信 7月2日(月)4時6分配信

京都大大学院薬学研究科の元教授が公的研究費を流用したとされる疑惑で、
京大が物品を発注していた業者から、元教授が約10年間にわたって月10万円の現金を受け取っていた疑いのあることが1日、関係者の話で分かった。
業者に預けていた研究費の払戻金とは別に支払われたとされ、総額1000万円を超えるとみられる。
東京地検特捜部は、授受の裏付けを進めるとともに、現金の趣旨を慎重に調べている。
関係者によると、この業者は東京都世田谷区の医療・理化学機器卸会社。
京大にゲノム解析に用いる先端機器などを納入していたが、約12億円の負債を抱え、昨年10月に東京地裁に民事再生手続き開始を申し立てた。
債権者には、元教授が1991年から2003年まで在籍していた国立成育医療研究センター(同区)が含まれていた。