関西電力・大飯原発3・4号機で進められている運転再開に向けた準備作業を監視している、国の原子力安全・保安院によりますと、
28日午後4時ごろ、3号機の中央制御室で、運転員が監視用のモニターの電源を操作する際、
送電線の状況を監視する計器などに漏電がないかを調べるシステムの電源を誤って切り、
警報が作動したということです。ミスに気づいた運転員がその場でスイッチを入れ直したことから、
電源はすぐに復旧し、ミスによる機器の異常は発生しなかったということです。
また、原子炉の状態を確認するなど安全上重要な機器を監視する計器の電源ではなかったことから関西電力では、
安全上の問題はないとしています。
大飯原発3号機で運転再開に向けた準備が始まってから警報がなるのは4回目ですが、
人為的なミスによる警報はこれが初めてとなります。
関西電力では、今回のトラブルを他の運転員などに周知したり
スイッチの周辺に注意を促すふたを取り付けるなどして、再発防止を図りたいとしています。

06月28日 19時33分