【地震】M9地震起こす恐れ、房総沖に長大活断層×2
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1333425225/
 房総半島南端から南東に百数十キロ以上離れた太平洋の海底に、これまで存在が知られて
いなかった長大な2つの活断層が存在するとの調査結果を、広島大や名古屋大、海洋研究
開発機構などの研究グループが25日までにまとめた。長さは160キロと300キロ以上で、1度に
それぞれの断層全体が動けば、いずれもマグニチュード(M)8〜9の地震を起こす可能性があるという。

 新たな「調査結果」が明らかになるたびに背筋がゾッとする。今度は長さ数百キロ、高さ数千メー
トルに及ぶ海底の巨大な崖が房総半島沖で見つかった。しかも“未知の存在”というから、なおさら恐ろしい。

 グループの渡辺満久・東洋大教授(変動地形学)は「ノーマークで未調査の活断層。強い
揺れや津波が関東南部や東海地方に及ぶ可能性があり、早急に詳しく調査するべきだ」と
警鐘を鳴らした。その想定規模はM8〜9。未曾有の大惨事をもたらした東日本大震災と同じだ。

 グループは海上保安庁作成の海底地形図などを使い、地形を詳細に分析。地震で形成
される崖や地形の盛り上がりから活断層の位置を推定した。

 渡辺教授によると、2つの活断層が確認されたのは2つの海のプレート(岩板)と陸のプレートの
境界が接する「三重会合点」付近と、そのやや陸側の海底という。

 ほぼ南北に走る2断層は並行しており、東側の活断層は長さ300キロ以上、西側は少なくとも
160キロ。地震でできた崖の高さは東側の活断層が約2000メートル、西側は3000メートル超
といい、「いずれも大地震を何度も繰り返してきた可能性が高い」(渡辺教授)としている。

 グループは昨年、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で動いたとみられる約500キロの
海底活断層を日本海溝沿いで確認している。調査結果は29日に東京都内で開かれる「日本
地理学会」で発表する。

サンスポ 2012.3.26 05:04
http://www.sanspo.com/geino/news/20120326/acc12032605050000-n1.html