福島第1原発の大津波想定=対策費を試算、幹部把握―06年に東電
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120613-00000178-jij-soci
時事通信 6月13日(水)21時53分配信

 東京電力が2006年、福島第1原発を大津波が襲う想定を行い、原発の浸水防止対策費などを試算した
にもかかわらず、具体的な対策が講じられなかったことが13日、分かった。
 東電によると、想定は06年3月、原子力技術・品質安全部設備設計グループ(当時)で行われた社内研修で、
入社3年目の技術系社員が作成、報告会で発表した。その場には原子力部門の部長クラスも出席していた。
 その中で、想定の高さ5.7メートルを超えて約13.5メートルの津波が福島第1原発敷地内を襲った場合、
浸水による電源喪失により原子炉への注水が不可能になるとした。
これを防ぐための対策では、5号機1基で20億円の費用がかかると試算したという。