風力発電、5年で原発を逆転? 海外で増加、国内は低迷


 世界の風力発電の総出力は昨年末で約2億3800万キロワットに上り、10年間で
10倍になったことが分かった。
 横ばい状態の原発とは対照的で、今の伸びが続けば、5年以内に逆転しそうな勢いだ。

 世界風力エネルギー協会によると、世界全体でこの1年間に約21%、4100万キロワット増えた。

 10年に米独を抜いてトップに立った中国がさらに大幅に増やして約6300万キロワットに達した。
 深刻な経済危機に見舞われた欧州も独英で各100万キロワット以上導入されるなど、欧州全体で
前年より約12%伸びた。

 世界の風力発電は2001年末時点では2390万キロワットに過ぎなかったが、08年には約5倍に増え、
それから3年でさらに倍増した。

 一方、11年末の日本の総出力は、中国がこの1年に導入した量の約7分の1の約250万キロワット。
 前年比7%の伸びにとどまった。

http://www.asahi.com/business/update/0220/TKY201202200449.html

世界の風力発電と原発の総出力
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