【あさこ】J−POWER 電源開発【はうす】
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0006名無電力14001
2012/01/28(土) 17:56:29.61良く知っていました。土と海から命をもらって育った母は、本能的に原発に危機感を
持っていたのです。だから周りの人たちがみんな買収され、たった一人になっても原発に反対し続けたのです」
「本当に辛くて寂しい思いもしたでしょう。執拗な買収工作や様々な嫌がらせを受け、
最後は村八分にされました。でも、命を何よりも大切にする女だからこそ、母は最後まで
頑張れたと思います」。そう語る厚子さんは、あさ子さんの遺志を引き継いで原発建設を
何とか止めたいと考えている。
6月19日、大間原発の原子炉設置許可処分に対する「異議申立書」が経済産業省原子力
安全・保安院原子力安全審査課に提出された。全国から集まった申立人4541名のうち、
2154名は函館市民だ。中心となった「大間原発訴訟の会」では、工事中止を求める
民事訴訟の準備も進めている。
函館は大間からわずか18キロ。原発が完成すれば、津軽海峡の対岸に原子炉建屋が
見えるようになる。万一事故が起きれば、人口約28万の函館市民は真っ先に被害を受ける。
函館市議会も2007年7月、『大間原子力発電所の建設について慎重な対応を求める意見書』を採択している。
地元大間では孤立している厚子さんだが、函館や全国で脱原発に取り組む様々な人々に支
えられている。「一人でも多くの人に『あさこはうす』を訪れてもらいたい。ここで多くの人
とキャンプやイベントをすることは、母の夢でもありました」。
大間原発の建設を許可した国への「異議申立書」。その冒頭に綴られた厚子さんの想いは、
母の遺志に守られながら「あさこはうす」で育まれていくだろう。
「土地から穫れる野菜と海から捕れる海産物で、私たちは生きてゆけます。
その豊な海と土地を子や孫に残したいというのが母の切なる希望でした」
「大間の海と土地をきれいなまま子や孫の世代に残すために、大間原発に反対します」
(1273号 2008年8月10日発行)
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