【脆性(ぜいせい)遷移温度】
ステンレス圧力容器は中性子で脆化する。
鋼鉄は高温では柔らかくて粘り強いが、低温だと硬く割れやすくなる。
脆性遷移温度はその境目温度で、劣化するほど上昇し、この温度を下回ると破損しやすくなる。
脆性遷移温度が高いと、ECCS作動時の急激な温度差による圧力に耐えられず破損する危険性が高くなる。
http://d.hatena.ne.jp/eirene/20110702

      運転開始 脆性遷移温度 脆性遷移温度検査日
玄海1号 1975/10/15    98℃    2009/4月
美浜1号 1970/11/28    74℃    2001/5月
美浜2号 1972/07/25    78℃    2003/9月

福島第一1号(1971/3/26運転開始)  は12年前の試験で脆性遷移温度 50℃だった
2011年時点で脆性遷移温度は玄海一号と同じかそれ以上と思われる

(脆性遷移温度の数値は東京新聞2011/7/2特報面から)