チェルノブイリのときと同様に、福島第一事故の公衆の健康への影響は、強制的に居住地を移転させられたことや、
誇張された放射能への恐怖など、主に心理的なものによる。事態が今後どう展開するか分からない状況においては、
予防的措置として、公衆はその地域から避難させられなくてはならない。
しかしながら、一旦事態がコントロール下に置かれ、かつ、潜在的被爆レベルが20ミリシーベルト/年以下であることが確認されたなら、
家に戻ることを許される方が、彼らにとってはより良い選択となるであろう。
世界中の多くの人がこれよりも高い自然の放射線レベルにさらされているにもかかわらず、
特に健康への悪い影響は認められていない。20ミリシーベルト/年という値がまるで危険な値であるかのように言うのは、非生産的である。」