樋渡スピーチより


成人式を迎えた皆さん、おめでとう。保護者の皆さんおめでとうございます。

今日は、昨年3月11日の東日本大震災を触れざるを得ません。

あの日あの時から、日本では「絆」という言葉が再認識され、絆が日本中に溢れました。
家族、友人、地域との絆。この絆という言葉は、断つことのできない人と人との結びつき、
という強いメッセージを持ち、私が知る限り、外国語ではありません。

皆さんも自分たちの生活の中で、絆を再認識されたことでしょう。

しかし、昨年は許し難いことがありました。それは、私が、震災瓦礫の受入を表明したときです。
批判はあっていい。その中で、少なからず、脅迫がありました。
また、「瓦礫=放射能」というありもしない、実証できないデマをそのまま受け入れ、
思考停止に至り、なりふり構わず反対という大人が出たきたこと。
絆を声高に叫ぶ大人にそんな人間が見られたこと。

僕もその大人の一人として反省していますし、君たちはそんなバカな大人、
バカな思考停止した人間にならないでほしい。