都、東電に売電解約申し入れ競争入札導入へ

 東京都は発電事業の販売方法に来年度から競争入札を導入する方針を固め、東京電力に随意契約の解約を
申し入れたことが17日、分かった。特定規模電気事業者(PPS)などの参入を拡大、電力市場の活性化を
促すのが狙い。石原慎太郎知事は4月「東電以外にも販売できるよう、制度を変えたい」と述べていた。
 都水道局によると、青梅市などに3つの水力発電所があり、2011年度は約10億円で東電に売電した。
 都条例は事実上、東電以外の事業者との契約を認めていない。都は競争入札が可能になる改正案を、9月の
都議会定例会に提出する考えで、東京電力と19年まで結んだ契約を「電気事業を取り巻く情勢が変化した」とし、
来年3月での契約打ち切りを打診した。
 東電は、解約には補償金の交渉が必要になる可能性を示唆し契約継続を求めたが、都は7月にあらためて文書で
解約を申し入れた。「補償金の支払い義務は発生しない」と伝えたという。
 公営電気事業は、25都道府県と1市の計26自治体で実施。公営電気事業経営者会議によると、4月時点で発電所は
計296カ所あり、最大出力は計246万キロワットになる。
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20120817-1001974.html

新銀行東京の二の舞になったりして