三井化学工場で爆発、社員1人死亡 周辺住民にも負傷者
http://www.asahi.com/national/update/0422/SEB201204220001.html

22日午前2時15分ごろ、山口県和木町和木6丁目の
三井化学岩国大竹工場で爆発があった。
岩国署によると、爆発はその後も複数回あり、火災が発生した。
工場で作業をしていた和木町の同社社員、砂川翔太さん(22)が死亡したほか、工場内で9人が重軽傷、隣接する別会社の工場で2人がけがをした。
工場周辺の広い範囲で、窓ガラスが割れるなどの被害が出て、和木町で3人、山口県岩国市で1人、広島県大竹市で2人がけがをした。
午前8時過ぎにも爆発が起きた。
同工場や岩国署によると、
爆発のあったプラントでは砂川さんを含む社員7人が作業をしており、6人と協力会社員ら3人がけがをした。
工場は瀬戸内海へ流れる小瀬川を挟んで山口、広島両県にまたがって立地している。
爆発が起きたのは川の西側にある山口県内の工場で、タイヤの接着剤の原料となる「レゾルシン」をつくるプラント。

工場の説明では、21日午後11時半ごろ、工場内の各プラントに蒸気を送るプラントが緊急停止。
これを受けて、各プラントを緊急停止させる作業をしていた。
午前2時15分ごろ、レゾルシンを作るプラントが爆発して火災が起き、隣接するプラントなど2カ所でも火災が起きた。プラントは3交代勤務で24時間稼働している。

三井化学のホームページによると、工場の敷地は約95万平方メートル。従業員は2010年4月時点で、関連会社を含めて1230人。