放射性物質、海に半分以上 約10日で地球一周、気象研
 3月20日、福島第1原発から出た放射性物質が太平洋を横断し拡散する
シミュレーション図(気象研究所の田中泰宙・主任研究官提供)
 東京電力福島第1原発事故で大気中に放出された放射性物質は太平洋を横断し
て約10日でほぼ地球を一周し、その結果として半分以上が海洋に落下したとする
シミュレーション結果を、気象庁気象研究所(茨城県つくば市)などの研究チームが
16日までにまとめた。
 放射性物質のうち、特に放射性セシウムは4月までに70〜80%が海に落ち、
陸地に降ったセシウムは3割程度と推定されるという。
 チームの田中泰宙・気象研主任研究官は「福島原発は日本の東の端にあり、3〜4月は
偏西風で運ばれるため陸地に落ちる量は少なめで済んだ。」としている。


日本の偏西風はすげー、助かったな