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【直接処分】放射性廃棄物の最終処分【再処理】

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0001名無電力140012011/10/27(木) 16:00:15.41
原発から出た使用済み燃料、高レベル放射性廃棄物を、
どうやって最終処分するのかを、技術的に検討するスレです。

直接処分(ワンススルー)、再処理、核種変換、加速器駆動システム(ADS)、トリウム炉、
中間貯蔵(冷却)、地層処分の候補地、国際協力、海外の動きや事例、
プルトニウム、核分裂生成物(FP)、超ウラン元素(TRU)、マイナーアクチノイド(MA)、
崩壊熱曲線、ガラス固化体、オーバーパック、ペントナイト(粘土)、
環境汚染リスク、地震・津波・噴火・テロリスク、核不拡散などについての、
情報交換、議論、技術的検討にどうぞ。

○参考サイト
放射性廃棄物
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E5%B0%84%E6%80%A7%E5%BB%83%E6%A3%84%E7%89%A9
地層処分
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E5%B1%A4%E5%87%A6%E5%88%86
再処理工場
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%8D%E5%87%A6%E7%90%86%E5%B7%A5%E5%A0%B4
放射性廃棄物の処理・処分−原子力委員会
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/sitemap/bunya07.htm
放射性廃棄物小委員会
http://www.meti.go.jp/committee/gizi_8/13.html
技術評価委員会
http://www.enecho.meti.go.jp/rw/singikai/singikai01.html
0004名無電力140012011/10/27(木) 16:49:15.79
オンカロ地下坑道に水が飛沫を上げているだけでなく、岩盤を流れており、多量に水が存在することは明白である。
ドイツで70年代から調査されてきたゴアレーベンの最終処分場が、2000年に凍結された理由は、
「ゴアレーベンのような岩塩層が地下水と接触している場所では、数百年も経ない間に
高温の核廃棄物容器が岩塩層を溶かし、地下水を汚染する危険性が高い」と、多くの専門家が指摘していたからである。
事実ドイツで、最も安全であると明言されてきた2つの岩塩層の放射線廃棄物処分場は、
数百年どころか僅か数十年の使用で地下水の浸入を招き、ドラム缶容器の腐食が激しいだけでなく、
地下水の汚染を招いている。
一つはザクセンアンハルト州の地下500メートルの岩塩抗モアスレーベンであり、旧東ドイツの原発廃棄物処分場として
70年代より使用され、統一後もドイツ唯一の最終処分場として1998年までに3万7000立法メートルの原発廃棄物を
運び入れてきたが、壁が崩落し地下水が侵入していることから、2009年10月に閉鎖が決定された。
(ZDF Nachrichtung 23.10.2009)
0005名無電力140012011/10/27(木) 16:49:44.32
もう一つはニーダーザクセン州の岩塩層アッセ貯蔵場であり、カールスルーエ原子力研究所の
1960年代から1978年までの研究目的低中レベルの核廃棄物などの12万6000のドラム缶が
岩塩層地下750メートルほどに放り込まれてきた。
しかし最近地下水を一部汚染していることが問題視され、岩塩層坑道近くには毎日1万2000リットルの地下水が
発生しており、10年以内に坑道が崩壊する危険性があるという専門家の指摘を受けて、環境省連邦放射線防護局(Bfs)は
2010年1月にドラム缶の回収を決定した。(Bfs Pressmitteilungen 15.01.2010)
その上アッセ周辺では、2002年から2009年の白血病及び甲状腺癌の発生率が急上昇している。
そしてこのような回収移転費用には、最大数兆がかかると言われており、全て国民の税金から支出されなければならない。
(ZDF Nachrichtung 04.12.2010)
0006名無電力140012011/10/27(木) 16:50:21.96
フイルムでは万一の場合も、核廃棄物は最も安全であると言われるガラスの中に閉じ込め(ガラス固化体)、
さらに外側が銅製の鉄製容器に封管され(オーバーバック)、その上ベントナイトという粘土緩衝材で覆われることから、
致命的な事態は避けられると述べている。
しかし実際はドイツの専門家が最終処分場ゴアレーベンの凍結決定の際述べたように、
鉄製容器は高温であることから(少なくとも100度以上が想定)緩衝材の変質は避けられず、水が高温の鉄製容器に接触すれば、
モアスレーベンやアッセで見られたように激しく腐食し、数百年どころか数十年で、
地下水の放射能汚染が始まる可能性は高いと言えよう。
0007名無電力140012011/10/27(木) 16:50:44.99
そしてドイツの多くの専門家が安全な最終処分場などないと明言するなかで、原発ルネッサンスを推進する側は、
世界に少なくとも1つは最終処分場を実存させなくてはならなかった。
それゆえ、『オンカロ10万年の危機(IntoEternity)』というプロパガンダフィルムを制作したと言えるだろう。
このような説明がもし本当であれば、ドイツの地下500メートルを超えるモアスレーベンやアッセでの、僅か数十年での激しい腐食は
起こらない筈であり、地下水汚染などは絶対に有り得ないことだ。
またガラス固化体、オバーバック、そして緩衝材からなる工学的対策も、既に述べたように地下水と接触する場所では、
全く役に立たないと言うのがドイツの見解だった。
そうした見解にも耳を貸さず、このような希望的想定で日本の最終処分場を建設すれば、どのような悲劇が待ち受けているかは
明らかだ。
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