経済産業省原子力安全・保安院が、二〇〇七年に国際原子力機関(IAEA)から組織の総合的な評価を受けた際、保安院と原子力安全委員会の役割が明確でない点など問題点を指摘されたのに、
好意的に評価された部分のみを和訳して公表していたことが本紙の調査で分かった。 
好意的な部分しか公表しなかった理由について、保安院原子力安全広報課の担当者は「細かい部分なので英文の報告書で確認してもらうつもりだった」と釈明。本紙の指摘を受けて、「今後、出てくる報告書は完訳も公表するようにしたい」としている。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011072990070902.html