それにしても、気になるのは、だれが原子炉建屋の天井に穴をあけにいくのかだ。原因は津波とは限らない。炉心が溶融し始めるような状況で、「多重防護」の壁のひとつでもある建屋の屋根に上り、ためらわずにドリルで穴をうがてるのか。
そう考えると、過酷事故対策は通り一遍の訓練ではすまない。人間の心理まで考えなければ不十分である。
反射鏡:誰が原発の天井に穴をあけるのか=論説委員・青野由利
http://mainichi.jp/select/opinion/hansya/news/20110724ddm004070053000c.html